月初め恒例ウルチャン祭り

木曜の朝までに新マン3本とブースカ5本……(無理!)
ホントは怪奇大作戦も「氷の死刑台」「24年目の復讐」「かまいたち」の3本は押さえたかった。(すでに過去形。しかも優先順位がブースカ以下)

なんかでも、怪奇大作戦はリアル厨房の頃にファンコレ(ソノラマから出てた、ウルトラQカップリングの解説本)を穴が開くほど読んだせいで、本編がその反復以上のものにならないと言うか、どちらかというとガッカリすることの方が多い。
「青い血の女」も、殺人人形が目撃者の三沢を消そうとして、次々と関係ない通りすがりの人を殺す展開が理不尽と言うよりマヌケで……そもそも三沢からして居合わせただけだし。結局本来のターゲットに見向きもしないと言う。
まあ、ある意味その理不尽さがオチに通じてるわけですが。

タロウは、トンダイルの回以来、ゲストの子供と怪獣の絡みで構成された話が続いて、どれもイマイチ。トンダイルの回が一番出来がいい。
子供を主役にするために、大人をマヌケに描かざるを得なくて、結局光太郎までつまらん奴になりさがるのだなー……orz
そして恐怖のニワトリ3部作に突入。

エースは前後編に盛り込まれた物語要素がひとつも絡まないエースキラー編を経て、意外と拾い物の夏の怪奇シリーズ。新マンの冬の怪奇シリーズは「妖怪、実は宇宙人」というパターンだったが、こちらは怨念超獣のオンパレード。
公害で海を汚された蟹の怨念が超獣キングクラブに、鼻ぐり塚の600万頭の牛の怨念が超獣カウラに、母と自分の足を交通事故で失った少女の怨念がほたるヶ原の鬼女*1に……
ヤプール=怨念のイメージはこの辺で確立した模様。
その割に、キングクラブと対決するエースがいきなり四股を踏んで相撲対決になったり、カウラ*2の首筋をナデナデしたり、格闘シーンにユーモラスな演出が入るのが妙な感じ。ちなみにカウラ相手に闘牛をやらないのは、ザイゴンのときやっちゃったから。

新マンはグロテス星人の安いチンピラぶりがかえって痛快。就任以来一度も休暇をとったことがない伊吹隊長のモーレツぶりは70年代と言うよりは60年代的?
そして岸田隊員は主役回でもやっぱりキレて見境を失い車で怪獣に吶喊かけるのだった。

*1:ホタルンガは一応ヒドラとか交通怪獣のくくりに入るな。そういえばタロウのミエゴンの回は「まぼろしの雪山」のリメイク風であった。

*2:だんだん牛になっていく蟹江敬三はコワイが、牛超獣になりきっちゃうとなんだかカワイイ。人食うけど。