怪奇著作権者団体
JASRACの日ごろの言動には首をかしげることが多いのですが、ITmediaで小寺信良氏が絶妙なツッコミを入れていました。
著作権保護団体は基本的に「著作権者」の団体であって、「著作者」の団体ではない。(中略)
だが話を聴く側にしてみれば、著作者としての主張か、著作権者としての主張かは、大違いだ。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0611/27/news010_2.html
実例を出すなら、ウルトラマンのデザインの著作者は成田亨だけど、ウルトラマンの著作権者は円谷プロであるということでしょうか。(実際は映画の著作物はもっと複雑かも)
そして問題の本質は、JASRACが文化庁の天下り先であるという中島聡氏のツッコミ。
http://blog.japan.cnet.com/nakajima/archives/003395.html
この記事中で紹介されている、週刊ダイヤモンドの批判記事は実によくまとまっていましたね。
http://img.yahoo.co.jp/i/evt/magazine/news/08.pdf
管理してないはずのオリジナル曲の演奏にまで首を突っ込む様は、まるで音楽そのものに税金がかかるかのよう。
許諾料の請求も分配も不透明、理事選挙は改革派が勝てないように巧妙に設計され、理事長は文化庁の天下り役人で、その給料は破格の厚遇……
そこらの県知事よりよほど伏魔殿だけど、よく考えたらテレビってみんなJASRACに音楽税払ってヒット曲商売してる一つ穴のムジナだから、報道で取り上げないよなあ。
件の記事に関して、JASRACがダイヤモンドを訴えるような話もあったような気がするけど、どうなったろう。