映画みてきましたー

ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟
メビウスと6兄弟が勢ぞろいしたクライマックス。


泣いた。


これが見たかった。


メビウス本編がスタートしたときから、見たかったのはやっぱりこのウルトラ兄弟との揃い踏みでしたよ。いやもう半年間じらしにじらされたわけで。
あとまあ、ウルトラマン映画ってえと今ひとついい思い出がないもので、若干映画の出来にも不安があった。
ゼアス1・2はバラエティ的な作りに馴染めなかったし、ガイアの映画『超時空の大決戦』はなんかこう「ジュブナイルを目指しながらハンドル切り間違った」ような違和感が鼻について仕方なかったし、ティガの映画『ファイナルオデッセイ』はティガとダイナの間のエピソードとして、辻褄合わせにこだわるばっかりでまるでカタルシスのない出来ばえだったし。
(ダイナ、コスモス関係、あとULTRAMANは未見。ULTRAMANだけは見たいが)


だけどこの『メビウス&兄弟』は、少なく見積もって15年*1、多く見積もれば27年*2、冷や飯を食わされ続けてたウルトラ兄弟の復活にフォーカスがピッタリ合っていて。
MAC全滅以来生死不明扱いのセブンが何事もなかったようにいるとことか、ちゃっかり20年も地球に居ついていた間にいい感じに老けちゃった4兄弟とか、逆にウルトラマンであることを捨てたはずのタロウがいつのまにかウルトラの国に帰還していたとか、辻褄の合わないところを一切説明していない、そこが良い。


ほかのシチュエーションだったらユーキラーザウルスなんてゲームのラスボスみないな怪獣は全然ダメ*3なんだけど、今度に関してはこのただでかいだけ、強いだけ、悪いだけの怪獣*4が一番イイ。
GUYSクルーが蚊帳の外(文字通り)なのも、今回は許す。

で、リアルタイム世代のオタク感涙の「いかにも」な市街地格闘をテンペラー〜ニセメビウス〜ザラブ〜ガッツ&ナックルとたっぷり見せたあと、ザウルス戦がもうドラゴンボール世代のガキンチョの肝っ玉を引っこ抜いてくれようというバリバリCGなのがね。


ウルトラマンは現役だぞ!


って感じで。
ガイアの最終回以来燃え尽きて、平成特撮の隆盛に置いてかれた感のあったウルトラマンの、恐れていた復活宣言というか。(だんだん何書いてるんだかわからなくなってきましたが)

……CGウルトラマンの空中戦って、平成の鬼っ子ネクサスの唯一の正の遺産だからかなり嬉しい(笑) 板野サーカスのめまぐるしさもアニメ以上というか、なんか極まったものがあって。
ダイナのへっぽこCG変身がちょうど10年前……継続は力なり。

ガンウインガーの着陸シーンなんか、色合いも自然だし、着陸脚が出たり陽炎が出たり、さりげなく丁寧に作ってましたね。飛び物もネクサス、マックス、メビウスとどんどん良くなってるけど、また一味違う出来でした。


映画のサントラは出てるのかな? 要所要所に懐かしいメロディがちりばめてあって、これがまたリアルタイム世代のオタクのハート鷲掴み。もう涙なしで聴けない「ウルトラ六兄弟」。*5

劇場版「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」オリジナル・サウンドトラック

おお、あった。本編のサントラと一気に揃えたいですなあ!

ウルトラマンメビウス ソングコレクション ウルトラマンメビウス オリジナル・サウンドトラック(1) ウルトラマンメビウス

*1:91年の『ウルトラマンG』から数えて

*2:79年の『ザ・ウルトラマン』から数えて

*3:ガイアのゾグとか、ファイナルオデッセイのデモノゾーアとかな!

*4:まったく怪獣らしくないという意味で、「究極超獣」とはよく言ったもので。

*5:あと神戸市長の着メロ最高(笑)