#18 無限剣∞の字斬りの巻

えー、あそこは体が8の字に抜けなきゃ。
昭和テイスト出すなら切断技はきっちり描写して欲しいと切に願う。
なりきりグッズの縛りと設定主義の弊害で、ウルトラマンのフィニッシュは悪い方向に様式化してる……なんて昔からの不満なのでいまさらですが。


それにしてもベムスター……こんなにカワイくていいのか……
初代からして愛嬌ある顔つきだったけど、今回のベムスターは顔が若干間延びしてて、なおさらカワイイ系。タロウ版が混ざってるのかと一瞬思ったけど、あれはまた別次元のブサイクさですから。
腕の下の切込みが妙に目立つのがパチモンぽいが、まあ細かいことです。


ウルトラマンも一人では勝てませんでした」
それ聞いてミライが青くなるあたり、前回ヒカリが退場したことがベムスターのキャスティングに直結してるわけで、凝った構成にうなります。
(MATが新マンとセブンの太陽での邂逅を捕捉していたとはビックリだ(笑))


ときに、再三繰り返される補佐官の嘆き「なんで次々と怪獣が!」も、ここまで来ればもう伏線ちっとも伏せてませんなあ。
そもそも怪獣もののバリエーションであるウルトラマンシリーズにおいて、「怪獣はなぜ出現するのか?」というのは愚問中の愚問であって、それを例えば「人間の心が荒んだ反映である」とか言ってしまう80とかティガ*1とか大嫌いなんですよ。スケール小さくて。
(怪獣を「スペースビースト」と再定義してしまうネクサスも邪道なわけですが、ガイア〜コスモスのラインをいきなり完全否定するためには仕方がなかった)
その点「桜井浩子の世迷言がすべて正しい」マックスのアバウトさは最高でした。これこそ怪獣ものの王道*2


そのへんのもろもろの失敗を背負って、なおかつ怪獣の出現に何かのエクスキューズを用意してるっぽいメビウス、はたしてどんなサプライズを見せてくれますか。期待と不安7:3で見守っております。
(怪獣たまごっちことGUYSメモリーがちょっと欲しい)

*1:たまに見ると本当にハズレ回に当たるんだ(T_T)

*2:少年活劇の王道からは外れるが。