最高の最終回でした。

見終ったあと、まずコーヒー飲んできました。
なんかすぐ感想書いたり見たりするよりも、しばらく余韻を味わってたいなあという。


正直言うと、最初のころはパッとしない印象だったんですよね。
なんでまたMIBやねん*1とか、戦隊まで2話完結?とか、横っ飛びのときだけCGになるデカレンジャーロボがダサイとか。
ところが1話完結が軌道に乗ったら面白い面白い。
そのうちアリエナイザーがそのまま巨大化するようになりやしないかとか、途中からアブレラのバックの組織とかしゃしゃり出て来やしないかとか、6人めが出てきてムード変わりゃしないかとか、いろいろ心配もしましたが、そういうこともなかったし。

「5人のキャラを立てること」に集中した話作りがみごとに当たった。
で、最終回が、ボス不在・変身不能の大ピンチの中で5人が「いつもの5人」として事件に立ち向かう話だというのがね、もう。実にニクイ。


初期の戦隊シリーズは「最初と最後だけがストーリーで、あと全部ルーチン」みたいなところがあって、そこにいかに1年間通したストーリーを盛り込んでいくか、というのが挑戦だった。
ところがアバレンジャーって、そのストーリーにこだわりすぎちゃったようなところがあって、なんか閉塞してたんですよ。
そこへ来てデカレンジャーは「いかにルーチンを面白くするか」という逆方向なんだけど新しい次元の挑戦で、しかもそれが一発で大成功。


これを踏まえてマジレンジャーがどんな戦隊になるのか、楽しみです。

*1:ハリケンジャーでいくつかあった