俺とウエスタン

http://d.hatena.ne.jp/gms/20070421#p3

実はウェスタンも好きなのですが、こちらも見たい見たいと思ってなかなか数をこなせていないジャンルの一つとなっております。

エスタンかー。
ふと思い出したけど、小学生の頃ウチの車のカーステレオで唯一聴けた音源が『大西部劇』という20曲入りのカセットで、当時ガソリンの臭いが苦手で車がキライだったワタシが、このカセット聴きたさに車乗ってたりしましたね。
8トラックカセットだったから、家の中じゃ聴けないんですよ、これが。
サントラではなかったけれど、今思うとなかなかよいアレンジでした。「皆殺しの歌」とか「暁の用心棒」なんてサントラより迫力あった。

『シェーン』『駅馬車』『OK牧場の決闘』『明日に向かって撃て!』『ジュニア・ボナー』『黄色いリボン』『大いなる西部』『大砂塵』『アラモ』『荒野の用心棒』『さすらいの口笛』『夕陽のガンマン』『真昼の用心棒』……うーん、案外思い出せないもんだな。

で、あるときFMで『ローハイド』をかける番組があるというので、録音したんですよ。
これが当時亡くなったディミトリィ・ティオムキンという映画音楽の名匠の追悼特集。
『ハイ・ヌーン』『ライフルと愛馬』『OK牧場の決闘』『ローハイド』『アラモ序曲〜遥かなるアラモ』などなど、かっこ良くて懐かしい西部劇音楽の世界にハマって。

しばらくは「西部劇の音楽じゃなけりゃ聴かない」などと子供っぽい頑ななことを言ってたのですが、じきに『ナバロンの要塞』『大脱走』など戦争映画の曲もカッコイイ、007にブルース・リーに……と映画音楽全般にハマリ込んだ。

『夜のスクリーン・ミュージック』という映画音楽専門番組がレギュラーでやっていた古き良き時代でして。「土曜の夜の訪問者」関光夫の名調子にしびれたものですが、これがまたガキの頑なさでもって、エアチェックは全部喋りをカットしちゃったんですよ。
当時のカセットはみんな処分しちゃったけど、曲はCDでけっこう買えるんです。ところが、DJは決して手に入らない。まれにその関光夫が解説を書いてるLPを見つけると、文章からも語り口がよみがえるようで、たまらないですね。

最終的には60分カセットが60巻くらいになって、全部マメに曲名メモっていたものです。
だから昔の映画音楽にはそこそこ詳しい。喫茶店でなにげなくかかってるBGMが全部わかったりする(笑)
でも映画そのものはそんなに観てないんですよね(^_^;)
なぜならウチでは子供は9時に寝ることになっていたから。洋画劇場が始まる時間が就寝時間だったんですよ!!
ビデオデッキなんてありませんでしたよ。

どうしても観たかった『リオ・ブラボー』を、120分カセットに音声だけ録音して聴いていた(T_T) あれ、カセットはどうやって裏返したんだっけ……。
まあ、ジョン・ウェイン納谷悟朗ディーン・マーチン羽佐間道夫、リッキー・ネルソンが古谷徹ウォルター・ブレナン槐柳二という名吹き替えで、声だけでも楽しかったですよ。(この日本語音声が入ったらDVD買う)

むー。またもや題名から大脱線した。おやすみなさい……(文章グダグダだな)