妖精と話したい

http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/03/16/414.html?ref=rss
職場のコーヒータイムでカフェ展(インタラクションデザイン研究の展示)の話を、うろおぼえの説明からしたら、「コーヒーカップとの会話から形成されるパッシブなコミュニケーションツール」の話になった。
つまり、話をするコーヒーカップが、カフェの客との会話の中で情報を蓄積して、例えば「ペットが欲しい」という客に対して「子犬が産まれた」という客の情報を提供する。

ワタシは「人間と話せ」とかまぜっかえしたけれど、「つるむのは面倒だけど独りは寂しい」という気持ちはなんとなくわかる。
うーん、「パロの技術を使ってピカチュウ作ろう」とかいうんだったら抵抗ないのになあ。でも毎日カフェ・ピクニックにエスプレッソ飲みに行くのは、マスターと喋る楽しみもあるわけで。
一人暮らしの家に置こうという話だったら、抵抗なく受け入れたような気もする。

しかしこういう話をしてると、どうしても星新一の『妖精配給会社』を思い出してしまう。「妖精」と呼ばれるのはおっくうな他人との会話を肩代わりしてくれる便利な生き物(機械だったっけ?)が急激に普及して、人間社会が無気力化していくショートショート

まあ、一人でカフェに行って誰とも話らしい話もせずに帰るとなんか淋しいよね。
こないだ近所のカフェで店員さんに話しかけられたのは、車椅子のおかげも大きいだろうし。
車椅子はキャラ立てで乗るようなモノではないけど、乗らなきゃならないからには活用しようと思うわけです。