月初めの水曜は忙しい

なぜなら木曜の朝にはウルトラチャンネルの9月分のプログラムがごっそり消えるから。

ウルトラマン「果てしなき逆襲」

工事現場ばかり襲うザンボラーを、自然の逆襲のようだというキャップ。ザンボラーは環境怪獣のはしりか。
しかし、だからといって別にザンボラーに同情して攻撃中止を唱えるような人はいない。みんなプロフェッショナルというか。ウルトラマンも格闘で参ったザンボラーにじゅっと光線を浴びせてさっくり止めを刺す。
これがパワードだと、光線の効かないザンボラーウルトラマンが拝んで帰ってもらうような、妙ちくりんな話になる(^_^;)

帰ってきたウルトラマン「夜を蹴散らせ」

吸血宇宙星人ドラキュラス登場……という部分にほとんど全てがありますな(^_^;)
怪奇編というには恐怖描写はさほどでもなかった。ダダとかシャドー星人の方がよっぽど怖い(あれも古典的な怪談のノリだったが)。
宇宙人が日本で吸血鬼の真似事をするというアイデアにのみ価値があるというか。*1
むしろ空飛ぶ吸血少女をマットアローで追撃するくだりは笑う。

帰ってきたウルトラマンウルトラマン夕陽に死す」「ウルトラの星光るとき」

悪名高き坂田兄妹殺害編ですorz
なんかこう、ナックル星人的には、最低限でアキを人質に取れれば良しというところなんだけど、死ぬようなことをしにくるなら殺しておくか、という淡々とした積極性がイヤ……(T_T)
アキが事切れた横顔の後ろで、黙って酸素のバルブが閉められてるあたりも同種のイヤさですがorz
怪獣出現の報を聞き、病院の屋上から身を投げて変身する郷の姿が痛々しい。

ナックル星人は、ウルトラマンを分析して「人間であって人間でない、宇宙人であって宇宙人でない」と言います*2
ウルトラマンも戦いにあたって、ウルトラマン自身の心の声*3が必ず坂田兄妹の復讐をすると誓う。
ウルトラマンに「お前はなぜ人間の味方をするのか」と問うたのは前回のドラキュラスですが、その問いとナックルの冷淡さには相通じるものがあるようなないような。
宇宙人の目から、地球人に値打ちを認めない価値観のような。
牛に肩入れするあまり肉屋を殺す愚者……というほどではないようだけど。


ブラックキングとナックル星人がタッグを組んで*4ウルトラマンをボコる場面は、ときに性的興奮を感じる人がいるという話もありますが、まあいまさら(?)それほどでも。

後編はうってかわって、ウルトラマンとセブンが登場、救出されたウルトラマン*5は、単身ナックル宇宙船団を粉砕し、ブラックキングもナックル星人もなぎ倒す大奮戦。

いやしかし、アパートの隣の美人と仲良くなってメデタシメデタシって何度見ても納得いかないなー。

あと感想間に合わないけど、

ウルトラマンタロウ「人食い沼の人魂」

怪奇大作戦「青い血の女」

怪奇大作戦「光る通り魔」

明日の朝早起きしたらウルトラマンあと2本くらい見れないか(笑)

*1:吸血鬼は伝説だ、ってんで続発する吸血殺人事件を調査の必要なしとしちゃうMAT、というあたりは時代性というのかなあ。幽霊や妖怪の目撃談を頭から否定するのが科学的態度だった時代。

*2:あと、「スペシウム光線の原子は、アルミニウム原子3000個に対してクローム原子100個の割合」……スペシウムは?

*3:郷とは違う声。声優さんは誰だろう?

*4:そういえばウルトラ史上初の宇宙人・怪獣タッグか?

*5:ハヤタが新マンのことをウルトラマンというからややこしい