ガメラ対ギャオス

いつの間にか無料公開最終日になってたので、あわてて動画取り込んで(こらこら)半分見ました。
今日はここまでにしとくけど、いやおもしれー!
映画がおっぱじまるなり富士山が噴火してガメラ飛来。調査団のヘリが二子山からの怪光線で墜落。山の洞窟にはギャオスがいて、新聞記者を食い子供を襲うそのときガメラ登場!
ぽんぽんとテンポ良く怪獣話が進む中で、高速道路の工事責任者と、立退き料の釣り上げを狙って道路建設反対運動を展開する村人との確執なんて生ぐさいサブエピソードもあったりして。

ガメラは子供の味方」という認識は既成事実というか、大前提扱いなんだけど、よくよく見ると主人公の子供がそう信じているだけで、大人にとってはガメラもまた危険な怪獣の一匹。そこんとこのリアリティをぎりぎり保ちつつ、甲羅に子供を乗せて遊覧飛行としゃれ込むガメラ、なんて牧歌的なシーンが盛り込まれてたりするんだ。


ギャオスが夜行性なのに真っ先に気がつくのがこの子供だとか、若干大人を間抜けに描写してる節もあるけど、戦車砲をもものともしないで名古屋を襲ったギャオスの大暴れ(飛行時に尾羽が垂直尾翼みたいにピンと立ってるのがまたイイ)、そしてガメラとの二度目の対決の迫力ときたら!
伊勢湾に墜落したガメラにとどめを刺そうとしたら逆に足を噛まれたギャオスが、夜明けに焦っておのれの足を超音波メスで切断して逃げ去る顛末、ここだけで両者の能力とキャラクターを存分に発揮した*1名勝負でした。


つづく。

*1:「噛み付いたら離さない」戦法は、前作『ガメラ対バルゴン』での決まり手。加えて、今回ガメラは脳天に超音波メス食らってもギャオスの足を離さないド根性を見せる。緑やら紫やらの鮮血ほとばしる大激闘!