ミドルエイジ・ハンディキャップド・エンジニア・タートル

こないだのカメバッグ、買いました(笑) いい感じに車イスの後ろにしょってます。
リハビリの病院ではけっこうウケました(^_^;)
カワバンガ!!


で、カメつながりということで、
Yahoo!動画 昭和ガメラ傑作選
http://streaming.yahoo.co.jp/program?k=gmls00001&s=2

第1作『大怪獣ガメラ』(週替わりならそろそろ交代かな?)が無料で観れます。
昭和ガメラはやはりギャオスが一番だと思うけど、そういえば意外とちゃんと観てないので、ギロンとかジャイガーとか観ようかなあと。(ジャイガー予定になかったかも)

ギャオスのどこがいいって、口から吐く「超音波メス」と呼ばれる切断光線、その発生の原理を「のどの下でふたまたに分かれた首の骨が、音叉のように共振する」と説明した科学者、「したがって構造上ギャオスは振り向く動作が不可能で、背後はギャオスの死角となる」というくだり。
真に受けると生物学で赤点取ると思いますが(笑)、悪役怪獣*1の最大の武器が弱点でもあるという秀逸な設定を、上手に解説してる。
この超音波メスが、当ると痛そうで。連発してガメラの片腕をザクザク切るとことか、こんな痛そうな特撮ビームもそうない。

この科学者先生が、新聞記者に「ギャオスは鳥類ですかハ虫類ですか」と聞かれて「地球の歴史上にこんな生物が現れたことはありません、強いて言うなら怪獣類です」。
科学者としては意外とリアルなセリフかも知れない。


「ギャオーって鳴くからギャオスだよ」で名前決まっちゃうお子様向けでありつつ、道路用地の買収にあたって土地の値段がどうこう、みたいな大人の世界もちゃんと見せているあたり、脚本の出来が良いのです。
バイラスだともう「子供を返して欲しければ降伏せよ地球人」とか「バッテリの+−をつなぎかえて潜水艇逆進」とかカンペキ子供の世界になっちゃうんだけど。(しかしタコ型宇宙人バイラスの声が若山弦蔵というセンスはやはり秀逸だ)


エンディングの歌も、他愛ないんだけど好きだなあ。
3番まであって、それぞれ1作め・バルゴン・ギャオスのハイライトシーンになってるあたり、愛があります。
なぜかゴジラは歌に恵まれないんだよなー。愛がない? いやまさかそんな。

*1:と書いてヒールと読む