くさしで盛り上がっちゃうのもアレですが

http://d.hatena.ne.jp/mikihoshi/20040913#1095173071
すっぱいぞワインカレー、というのは言いえて妙ですね。
ただ、このタイミングで敵キャラ入れ替えというのは、「すっぱくなった鍋は捨てて新しいワインカレーを作り直す」ということだと期待したですよ。
ワインカレーという発想そのものがダメなわけではないはず!
……それがまたすっぱくなりそうな雲行きなのが、ねえ。

どれみあたりは、「隠し味が妙にビターなショートケーキ」って感じが大成功だっただけに、なおのこと「どうしちゃったの、シェフ?」って気がします。
今、「どれみのスタッフは実はOVAにかかりきりで、プリキュアを仕切っているのは新人」とか言われたら信じます(笑)


8話ってうっかり交換日記の巻ですね。でもあの回の戦闘のなおざりさは、「あり」だと思いました。
「とりあえずザケンナー出して、なんとなくやっつけて」みたいな回よりよっぽど面白いし、仲たがいのドラマがバトルシーンに集約してるからかえって物語が自然*1なんです。
あれこそプリキュアならではの名作だったと言ってもいいくらい。
(8話はid:misakikawanaさんもブレスの回と比較してましたが、ダイヤリーってほとんどあの話だけのアイテムで終わっちゃったのが惜しいところです。あれからほんとに交換日記はじめた、みたいなフォローありましたっけ)

11話(ウオドラーゴの巻)は正攻法のいい話でしたっけ。
話はずれるんですが、10話(銀行強盗の巻)でもゲキドラーゴって作戦立てずにいきなり来るぶん、敵描写の尺をドラマに回せる、便利なキャラだったんですよねー。
11話での退場は惜しかった。

多分あーいう展開を続けると本来の想定視聴者である女の子たちが引いちゃうんだと思われます。

少女変身アニメのほとんどが、怪人のキャラが薄くて、たいした活躍もなく光線系の超必であっさり消し飛んでしまうのも、たぶん女の子向けの最適化だと思うんですが、いまだに理解しがたいですね(^_^;)
(ワタシが理解する必要ないですが)

…ちなみに個人的な暴論として井上敏樹に1本脚本を書かせてみるってのがあるのだけれど、どうだろう。

それ見たい!
なにしろ変身ものと美少女もの、両方のウラオモテを知り尽くしたライターだ(笑)


id:misakikawanaさん
いいテレビマンガに、いいパターンは付き物だと思うんです。パターンの中のバリエーションこそが1回1回の見どころだろうと。
プリキュアってその点、パターンが良くない。
ザケンナーがヒールとして弱いとか、白黒メポミポ全部揃わないと変身もできないとか……。
新展開ならまずそこから手をつけなきゃいけなかったのに、一番後回しなんですね。


ここで突然ですが、10月から裏でゾイドが始まるという情報が!!
うーん、よほどのことがない限りあっちに流れるな、ワタシ。
9月のうちに、迷うほど盛り上がれプリキュア

*1:ジェットマンには、チーム内恋愛でメンバー仲のこじれが頂点に達した瞬間怪人が出現して、「みんな、行くぞ!」「おう!」みたいなトンデモ回もあるし……。たしか井上脚本(笑)