トイヒーローとしてのプリキュア
リミテッドアニメ*1というか、変身ヒーローものとして相当ダメで、オモチャ宣伝アニメとしてかなりダメで、少女アニメとしても出来は良くないように思えます。
それはもうカブキ魔人の頃からそんな感じ。
ザケンナーが１回１回における敵の役割を背負っていないから、全エピソードが
の繰り返し。
じゃあ「プリキュア対魔人のプリズムストーン争奪戦」として見てどうだったかというと、これまた新しい魔人が出てきては１〜２ヶ月でやられる、の繰り返し。
（魔人打倒＝新ストーンの入手という設定がさらに魔人の「消費」ペースを早めた）
またどういうわけか、魔人たちって名乗り上げないから、主人公サイドからは全員まとめて「ドツクゾーンのやつら」としか認識されてない。
そういう敵の存在の薄さがヒーローものとしてダメなとこ。
オモチャ宣伝アニメとしてのダメさは、ひとえに「変身ヒーローものなのに主力商品が携帯ペット」であるという噛み合わなさに尽きます。
実際何度か「カードでお世話」のシーンがありましたが、見せ場には絡みません。
いちおう変身アイテムとしての役割はあるけど、戦闘シーンでは何もしない。（そのくせ二人が揃ってケータイ持たないと変身できないという変な縛りがある）
「カードで攻撃」とか「カードで魔法」とかいうなら判るんですが。
敵側のレギュラーを一新した第２部には、そのへんの改善を期待したんですが、それが「少女アニメ」の部分を圧迫してしまう矛盾……。
まあ、いまだにブレイドもグランセイザーも見てるワタシのことなので、もうしばらく見ていそうですが。
*1:フルアニメの対義語としてのリミテッドアニメだと、たぶんテレビアニメ全部あてはまると思います。
