チョコレート工場の秘密

OT室に立派な本棚があったのは知ってたけど、内容を見たのは今日がはじめて。
傾向はほぼ予想通りで、SFは皆無、ミステリはひと握り、歴史もの・時代ものはけっこうあって、あとは暮らしの手帖ときょうの料理、みたいな感じ。

ところがその中に、ふっとチョコレート工場の秘密がありますよ!

ティム・バートンが映画作ってる奴だし、ジャイアント・ピーチの原作者の奴だし、つまりロアルド・ダールだし!

というわけでさっそく読み読み。
題名から何か「工場経営者の後ろ暗い秘密を暴く冒険モノ」みたいなのを想像してましたがハズレ。
天才ワンカ氏の魔法のお菓子工場を見て回る、テーマパークのライドもののような話でした。

子供の夢をダイレクトに反映したワンカ氏のお菓子や、マンガよりマンガチックな工場の描写に抱腹絶倒。
でもって、やっぱり主人公の少年は悲惨な境遇。
ジャイアント・ピーチもそうだったし、ハリー・ポッターにまで通じる児童虐待描写はイギリス式ジュブナイルのお約束なのでしょうか。

いいもの読んだ。映画が楽しみだなあ。(来年なら見に行けるだろ……)