マスク・オブ・ゾロ

20年の時を経て、初代ゾロ(アンソニー・ホプキンス)が二代目(アントニオ・バンデラス)を仕込むのがちょっと新機軸。
「教訓その1」ってここでも『怒りの荒野』がっ。

でもゾロものは白黒の元祖『奇傑ゾロ』がいちばん面白かったような。
ゾロの正体はまぬけな(ふりをしてる)貴族。パターンでは「ヒロインはゾロが好きなのに僕は嫌い、ホントは僕がゾロなのに」というところですが、ここでは真逆で、主人公は「ゾロとしてヒロインをつなぎ止めている」んですね。
もちろん悪代官を倒した暁には正体を明かすつもりだから、という前提の違いはあるにせよ。

ダグラス・フェアバンクスという役者さんは一見でぶいんだけど、見た目からは想像つかないようなアクションを見せるのがまたすごい。

アラン・ドロンのゾロ』は「ゾロ・イズ・バック」という主題歌がステキでしたが、見たときはクライマックスのチャンバラが長すぎたような。