雷電魔人院長先生あらわる

院長先生、声が内海賢二じゃなかったよ……orz(期待すること自体が間違いです)

でも魔人モードではもはやお約束のマッチョタイツに、年甲斐もないツンツン頭まで披露。
このカミナリオヤジが女子中学生相手にどんな暴れっぷりを見せてくれるかと思ったら……何もせずに帰っちゃいました。

幹部登場編に3話もかけて、なおかつ登場した幹部が何もしない話が続くあたり、早くも前半と同じ失敗を繰り返しそうなムード濃厚です。

たとえば前半の5幹部が1ヶ月前後で交替を繰り返すせいで、キャラ立てに失敗したのはV3のキバ男爵・ツバサ大僧正のパターン。
倒された5幹部がいつまでもEDに残って失笑買うのは、ストロンガーでデルザー軍団編になったあともOPで「ブラックサタンを倒すまで」と歌い続けてたのに近い。

そういう未熟ゆえの失敗が、期せずして70年代のヒーローものの香りをプリキュアに漂わせているのだけど、仕切り直したら今度は違う失敗パターンにハマっちゃった、じゃあただつまらないだけ。


少女ヒーローものとして、肝試しでドキドキっていう話はありだと思うんですよ。
だけどそれと院長先生が敵だったという後半がまるで絡まないから、少女アニメとしてもヒーローものとしてもハンパ。

ここでなぎさとセンパイが夜の病院でもういっぺん肝試し(でも主導権逆転)とかしないと、1つのお話にさえならないでしょ?


別にヒーローものというのが特別作りづらいジャンルだとは思わないんだけど、プリキュアといい剣といいグランセイザーといい、ヒーローものの経験の少ないライターが軒並み苦労してるのはどういう現象なんだろう。