プリキュア・けやきの坂の下には……の巻

アバンの主題歌オルゴールバージョンからなんか、「おおっ?」というモノがありました。
それはまあ、「ノリノリのOPをしんみりアレンジなんて、菊池俊輔みたいな仕事だな」という特オタ思考だったのだけど、夏休みの宿題やりながらはてしない戦いへの不安を語るなぎさという導入も、そこからおばあちゃんの昔語りにつながる展開もグッド。

不気味なコートの男たちがザケンナー(でも妙に強い)だったり、闇の力に目覚めた女の髪が最後にくるん、とカールしたり、シリアスとギャグのブレンドも絶妙。
でもって、けやき坂の下の無数のザケンナーを見たなぎさのリアクションが、なんというかお話の「支点」なんですね。
頂点に達した不安が戦意に一転する瞬間のカタルシス


あーもう、なんでこういう作り込みが今までできなかったかなあ! ……と言いたくなったけど、この話はこの季節にこの展開じゃなきゃ成り立たないか。

面白くなりそうなプリキュアRX*1だけど、大幹部がヒーローに名乗りを上げないのと、変身すると「ホワイト/ブラック」と呼び方がよそよそしくなってしまうのは、ポリシーで変えないのかなあ。


次回登場の3人めの新幹部は意外にもおやじ。ちょっとカルロ・モレーリに似てる……(似てねえよ!)

*1:必殺技が剣になったり、ホワイトが液化したり、ブラックがロボになったり、敵が四国を空母にしようとしたり、ぶっちぎりだぜ!←嘘